沿革

地球工学科は、明治30年(1897年)の京都帝国大学の創設と同時に設立された土木工学科と、その翌年の明治31年(1898年)に設立された採鉱冶金学科(昭和17年に学科が2分割され鉱山学科が設立、それが昭和39年に名称変更されて資源工学科となった)を、その母体としています。 土木工学科の一部が分離独立して、新たに昭和33年(1958年)に衛生工学科が、また、昭和38年(1963年)に交通土木工学科が設立されたことによって、今日の地球工学科を構成する教育・研究組織の基本的な体制が整ったのです。

平成4年度から工学部内では、大学科制への移行が進められ、その最後として地球工学科が、土木、交通土木、衛生、資源の4学科を統合した新たな学部教育組織として、平成8年(1996年)に発足したのです。

平成23年(2011年)4月より国際的な技術者を養成する目的で、全ての授業を英語で受講することができる国際コースが新たに開設されました。

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一方、大学院組織は、もともと、工学研究科土木工学専攻、交通土木工学専攻、衛生工学専攻、資源工学専攻として、学科と併設されていましたが、平成3年(1991年)に独立専攻として環境地球工学専攻が新設されたのち、平成8年(1996年)の大学院重点化(教官組織の大学院への移行)に伴い、前記4専攻は、土木工学専攻、資源工学専攻、環境工学専攻、土木システム工学専攻に再編されるとともに、その一部は、同年に独立研究科として新設されたエネルギー科学研究科にも分属するかたちとなっていました。

その後、平成15年(2003年)には、環境地球工学専攻を含めた5専攻が3つの専攻に再編されるとともに、新たにその前年に創設された地球環境学堂にも参画するかたちで、今日に至っています。

大学院組織変遷