カリキュラム紹介

京都大学工学部地球工学科に入学した学生は、第1学年から第2学年にかけて、人文・社会科学系、外国語などの教養科目と自然科学系の基礎科目を主に履修します。これらの科目は京都大学全学部に向けて開講されており、専門分野を学ぶための学問に接することが環境を考える際の視野を広げることに役立ちます。

地球工学科では、第1学年で情報処理などの基礎的な専門科目を履修し、第2学年から本格的に専門科目を履修します。さらに、第3学年に進級する際に、環境工学コース・土木工学コース・資源工学コースに分かれ、より専門的な科目を学ぶことになります。環境工学コースへは、地球工学科の約5分の1の学生が進級します。また、高専からの編入試験で入学した学生も、第3学年として環境工学コースへ編入されることになります。

環境工学コースでは、環境に関わる多彩な専門科目、実験・演習科目が用意されており、様々な環境問題に対処するための技術や知識を学びます。また、第3学年の夏休みにはインターンシップ制度により、民間企業や国、地方自治体などの環境関連部門で実務を体験することも可能です。

第4学年では、特別研究(卒業研究)に取り組みます。環境工学コース関連研究室で教員の指導・助言を受けながら、研究を進めるための基礎を学び、環境に関わる新たな課題について研究を行います。その成果を学士論文としてまとめることにより、学士(工学)の学位を取得することができます。

多彩な専門科目