学科の理念と教育目標

琵琶湖疎水

人類の持続可能な発展をめざし、地下数十kmから地上数万kmを視野に入れた地球空間の合理的な開発と保全に取り組む新しい学問領域として、われわれは地球工学を提唱しています。

地球工学が貢献すべき科学技術の領域は極めて多岐にわたりますが、これらの広い領域の総合的理解なくして、地球全体の合理的な開発・保全と人類の持続可能な発展を考えることは不可能です。 したがって、地球工学科では、様々な領域にまたがる科学技術を総合的に理解する見識を養うとともに、特定の領域の科学技術に対しては、より深い知識を基盤として、実社会における高度な研究や実務を遂行できる能力の養成を、その教育の目標としています。

地球工学科が育成を目指す人材は、何よりも、新しい文明像を求める志と構想力を持ち、国際的に活躍できる若者です。そして、“Think Globally, Act Locally”の標語のとおり、地球大の視野で考え、技術をもって積極的に社会に貢献する技術者、研究者および行政官です。

地球工学では、つぎのように学習・教育目標を定め、それぞれの分野で活躍できる人材の育成に努めています。

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