先輩・卒業生からのメッセージ

市川 英和 さん(H30卒)
(株)IHIインフラスクエア 橋梁技術本部 エンジニアリング部

私は大学院修了後、重工メーカーのIHIに就職し、様々な製品の技術開発に携わってきました。その後、橋梁事業部であるIHIインフラスクエアに異動し橋梁設計を担当しています。
私は学部・大学院で学ぶ中で、社会的影響も製品規模も大きなものづくりに携わりたい、と考えるようになりました。実際に入社後は、航空エンジンや発電プラントに関わる技術開発、そして現在の部署では橋梁設計というように、大規模な製品のものづくりに関わることができています。大学で学んだ構造力学や、研究室で学んだ風工学を活かして仕事をしています。
地球工学科では、より良い社会を築いていくための幅広い学問を学ぶことができます。大学生活は、学び方・考え方・コミュニケーションといった能力も大きく伸ばすことができるタイミングだと思います。自由の学風の中で皆さんの興味の赴くままに様々な経験を積み、可能性を広げていってください。

重光 勇太朗 さん(H31卒)
宇宙航空研究開発機構 第一宇宙技術部門 地球観測研究センター(EORC)

私は、JAXAの地球観測研究センター(Earth Observation Research Center; EORC)にて、京都大学在学中から取り組んできた、地球観測SAR衛星データを用いて地震・火山噴火・地盤沈下・地滑りなどに伴う地表変動を推定する手法の応用・高度化に関する研究を進めています。地表変動を捉えるだけでなく、その背後にある発生メカニズムを明らかにすることも重要な課題です。地球工学科では、リモートセンシングに加え、浅部地下の土木利用から深部地下の資源利用、自然現象の仕組みに至るまで、目に見えない地球に関する知識を幅広く学びました。そこで培った知見は現在の研究に大いに生かされています。複数の専門分野を結びつける学際的研究の重要性が高まる中、地球工学科は幅広い視野と専門性を身につけられる貴重な環境です。

桝田 詩織 さん(R5卒)
三菱UFJリサーチ&コンサルティング(株) 政策研究事業本部 産業創発部

地球工学科では、地球規模で発生する諸問題を、土木工学・資源工学・環境工学の観点から学ぶことができます。これらの分野はいずれも私たちの生活に密に関連しており、身近な題材を理論的に理解できるようになるのは、本学科で学習する醍醐味の一つです。3回生でのコース配属後は、選択したコースの専門科目をより詳細に学んでいきます。私は人間活動が自然環境へもたらす影響に関心を持っており、環境工学コースを選択しました。4回生からは、海洋・河川でのフィールド調査を通して、マイクロプラスチックや残留性有機汚染物質の水環境汚染と生物影響について研究しました。
現在は、幅広い資源や素材を対象として、政策面から循環経済社会の構築を支える仕事に従事しています。大学での研究時に環境汚染の実態を目の当たりにした経験が、限りある資源と向き合う日々の仕事の原動力になっています。

Hunukumbura Tharindu さん(R6卒)
NiX JAPAN(株)東京本社 構造技術本部 構造橋梁グループ

現在、私は主に橋梁を担当する構造エンジニアとして働いています。普段の業務では、設計図面の作成、構造解析、3Dモデルの作成などを行っています。皆さんも想像できると思いますが、構造力学をはじめ、大学で学ぶ多くの科目は、実際に仕事を始めると非常に役立ちます。私は幸運にも、ICP3年次のインターンシップでお世話になった会社にそのまま就職することができました。
最後に一つアドバイスをするとすれば、インターンシップにはぜひ積極的に参加することをおすすめします。インターンシップを通じて得られる新しい出会いやつながりが、人生を大きく変えるきっかけになるかもしれません。また、日本で働くことを考えているのであれば、日本語の勉強は大変ではありますが、とても重要です。さらに、多くの学生があまり知らないことですが、大学在学中に取得できる資格についてもぜひ調べてみてください。