国際インターンシップ 2015

MAP 2015

2015年度の国際インターンシップは、例年通り8月から9月に実施され、3回生の学生21名人が海外5ヶ所と国内8ヶ所に
派遣され貴重な経験を積みました。ご協力いただきました企業様には、国際コース一同より厚く御礼申し上げます。

今回のインターンシップの情報は、Photo Gallery 2015 International Internship in 2015 の英語版ウェブサイトでもご紹介しています。

場所 大阪府茨木市
プロジェクト名 新名神高速道路安威川橋プロジェクト
期間 2015年8月17日~28日
学生氏名 テン・ワイポー・ケヴィン (Teng Wai Po, Kevin) -マレーシア出身
Kevin Portrait 全体的な印象として、今回のインターンシップは、自分が将来行う研究のKevin Venue具体的なゴールを見出し、未来の技術者としての自分の役割について理解させてくれることのできた有意義なプログラムでした。自分では、もう少し改善の余地はあったかとも思いますが、日本でインターンシップに参加する機会を与えられたことに大変感謝しています。インターンシップの期間中の私が行った業務が監督者の方の期待に沿ったものであり、望まぬトラブルの原因となっていないことを願っています。
学生氏名 ゴ・ウコウ(Wu Yuguang) -中国出身
Wu portrait 土木技術についての知識を広げるために、建設会社でのインターンシップに参加させていただきました。とても感動的なインターンシップで、2週間ともに働かせていただいたことを誇りに思っています。参加したのは、高速道路の架橋建設プロジェクトでしたが、インターンシップ中には、大学での日々の講義では学べないような知識を得ることができました。主に、橋の構造、柱とスパンの接続方法や日常的に使われている工具について学びました。個人的にもっとも印象に残ったのは、波形鋼板ウェブでした。インターンシップは私の将来の技術者としての経験に役立つものだと確信しています。
場所 大阪府箕面市
プロジェクト名 新名神高速道路箕面トンネル工事事務所
期間 2015年8月24日~9月4日
学生氏名 コ・シンユエ (HU, Xinyue)-中国出身
Hu portrait

土木技術者として働くのは今回が初めての経験でした。今回の経験で、技Hu venue術者として働くことはもちろん、日本の職場の環境と日本で働く際の文化を知ることができました。そのことは、間違いなく将来の進路を選択する上で大変役に立ちます。さらに、本で得た知識が実際に活用されている様子を見ることができました。それは大学での知識と実社会での実践を結び付けるような体験でした。

学生氏名

 コ・テホアン (KO, Taewhan)-韓国出身

Ko portrait

インターンシップは大変意味のある経験でした。現場で問題がなかったKo venueわけではありませんでしたが、自分がそういうことから何かを学び取ったかどうかの方が重要です。その答えは明らかに"YES"で、本の中だけで学んでいたことを実際に目にすることができました。また、個人的には日本の会社の職場環境を感じ取ることもできました。

場所 大阪府堺市
プロジェクト名 大和川都市計画道路大和川線常盤東開削トンネル工事
期間

2015年8月24日~9月4日

学生氏名

プラセチヨ・ジョハネス・ジェフェリ (PRASETYO, Johanes Jefry)-インドネシア出身

Jefry portrait

9月のインターンシップ参加は私にとって大変良い経験になりました。Jefry venue大学で学んだことが実際の建設現場で応用されていることが理解できました。また、日本の建設会社での土木技術者の職場環境を学ぶことができました。複雑な日本語の表現を理解できなかった時には、いつでも現場の職員の方々がシンプルな表現で説明するよう努めてくださいました。 忙しいにもかかわらず私とのコミュニケーションに時間を費やしてくださった方々にとても感謝しています。

学生氏名 エラガティ・モハメド・アブデルサラム・イブラヒム・ハフェズ (ELAGATY, Mohamed Abdelsalam)-エジプト出身

 Mohamed portrait

Mohamed venue インターンシップでの経験は、大学で学んだ知識が実生活でどのように活用されているかを学べた点と、将来自分が何をしたいか決断させてくれたという点で非常に有意義でした。言語の点では非常に大きな障壁を感じたので、日本語をもっと上達したいと思っていますが、2週間実習させていただき、卒業後の将来の進路を決めさせるような経験をさせてくださったことに、受け入れ企業の皆様には非常に感謝しています。
場所 和歌山県
プロジェクト名 京阪奈高速道路建設プロジェクト
期間 2015年8月24日~9月5日
学生氏名

ワンジャラ・サミュエル・コムフォート(WANJALA, Samuel Comfort)-ケニア出身

Samuel portrait Samuel venue厳しい守秘ルールがある日本の企業で働くような経験は通常多くの学生に与えられるチャンスではないと思いますが、今回日本の企業で働く機会を与えられて大変うれしく思います。京都大学の卒業生の土木技術者の皆さんが楽しみながら、しかし非常に熱心に働かれる姿を見るのがとても楽しかったです。日本の会社で働いた場合の日常生活を感じ取ることができました。
場所 大阪府大阪市
プロジェクト名 FLIP プログラムの使用による構造物の液状化と変形についての数値解析
期間 2015年8月17日~28日
学生氏名 プラタマ・ラシド・インドラ (PRATAMA, Rasyid Indra)-インドネシア出身
Indra portrait

ハイドロソフト技術研究所での2週間のインターンシップは大変価値あるIndra venue経験でした。実習では、FLIP (Finite Element Analysis   Program for Liquefaction Process)というソフトウェアを使い、地震による構造物の変形と液状化の予測をしました。10日間のインタンシップで、大学の講義で学んだことの応用を数多く見ることができました。FLIPプログラムの働きを学ぶことは、大学で教わったことの概要を見直しているかのようでした。会社の方から直接日本の職場環境(例えば勤務時間をどのように過ごすか、相手とどのようにコミュニケーションするか、顧客をどのように迎えるかなど)を教えていただき、私にとっては最高の経験でした。

学生氏名 アンワル・ティヌンバン・アウリア・フェビアンダ (ANWAR TINUMBANG, Aulia Febianda)-インドネシア出身
Aulia portrait

このインターンシップは、私にとって特に日本の企業で働く雰囲気をAulia venue味わえたという点で、大変価値のある経験でした。そのほかに、この会社の業務に関連し、水門の耐震解析予測など、新しいことを多く学びました。大学のクラスで学んでいることが、働くうえで役に立つということを実感し、だからこそこのインターンシップを終えた後には、今まで以上に懸命に学ばなければならないと思いました。また、日本語で話す機会を持てたこともうれしかったです。職員の皆さんは、大変お忙しいにもかかわらず私たちいお気遣いくださいました。ご親切に心から感謝いたします。

Name of Student

 チョウ・レン (ZHANG, Lian)-中国出身

Lian portrait

インターンシップは私の大学生活の中で忘れられない経験となりました。日本の企業がどのようなものであるのか、初めて知りました。オフィスの雰囲気はとても穏やかで居心地が良かったですが、職員の方々はとても仕事熱心でした。それでも、皆さんとても親切で私たちのために忍耐強く対応してくださいました。特にスーパーバイザーのトウ様とリー様はいつも大変お忙しいのにもかかわらず、度々時間を取って非常に多くの資料を見せて説明してくださいました。今回インターンシップに参加して、大学で学んでいることが働く上で大変重要であるということを学びましたが、知識だけでは仕事する上で十分ではありません。理論上の物事を実践に応用するすべ知っていなければならないと思います。

場所 大阪府茨木市
プロジェクト名 新名神高速道路茨木北インターチェンジ工事プロジェクト
期間

2015年8月17日~28日

学生氏名 アンジャラ・エヴァンス・オドリ (ANJALA, Evans Odoli)-ケニア出身
Evans portrait

大阪での大規模な土木建設工事現場で、大林組の経験豊富な技術者の方Evans venue々と働かせていただきました。このインターンシップで学んだことは数え切れません。インターシップに参加したことで、土木技術者がどのようなことな役割を担うのか、またそれが社会的にどのように影響するのかをより理解することができました。この高速道路が完成し開通したら、今回私のスーパーバイザーを務めてくださった方と一緒にその上をドライブし、このような難しいプロジェクトにかかわれたという誇りを分かち合おうとお約束しました。

場所 大阪府高槻市
プロジェクト名 楊梅山高架橋建設プロジェクト
期間 2015年8月17日~28日
学生氏名 モヤ・ホセ・アンドレス (MOYA, Jose Andres)-アルゼンチン出身

Jose portrait

インターンシップに参加したことで、将来どのうような職場で働きたいかということ見極める力を得ることができました。2週間視察をすることで、どのように橋が建設されるかはっきりとわかるようになりました。このことは、どういう材料を使い、どのように準備するかなど、橋について私が今まで間違えて理解していたことを払拭しました。たとえば、在庫する部品について自社の所有するものと借りたものを置くスペースを分けていました。 インターンシップでは、企業の職場環境と建設現場についてよく理解し、建設現場でどのような作業がなされるかを見せてもらえます。参加する学生のスキル、さらには日本語の能力や社会での適正、日本社会における礼儀が試されるような興味深く難しくはあってもやりがいある環境が提供されます。

場所 大阪市
プロジェクト名 韓国-ロシアの舞鶴港行き国際フェリーの試算、京都南部地域における新規道路建設計画の評価、大阪の交通空白地域の評価
期間 2015年8月20日~9月2日
学生氏名 キン・チカ (JIN, Zhihua)-中国出身
Jin portrait

私にとって今回のインターンシップは、大変貴重で得難い経験でした。ただ、その一方、大学で交通に関するほとんどの授業が今学期から始まるとはいうものの、事前に自分でもっと交通についての基本的な知識を身につけていればさらに意味のあるものになっていただろうとは思います。また、卒業してからも、過去の研究をもとに人々がどのようにプロジェクトで働いているか学ばなければならないと思います。

学生氏名

 ショウ・コクイク (ZHANG, Guoyu)-中国出身

Guoyu portrait

CTI社の皆さんは、時々私が考え方を理解できなくても繰り返し話して下さったり、詳細を説明してくださるなど、とても親切に対応してくださいました。また、上司の方が参加された会議のことや地域の調査での経験について話していただいたことがとてもありがたかったです。自分にとって国際インターンシップは忘れられない経験になりました。インターンシップに参加したことで、新しい知識や経験を得て土木工学にかかわるコンサルティング会社がどのようなもの役割を担うか体験することができました。

場所 カンボジア シアヌークビル港
プロジェクト名 多目的ターミナル建設プロジェクト
期間 2015年8月16日~29日
学生氏名 福井 信気
Fukui portrait
港湾工事をメインに行う建設会社のインターンシップに参加しました。Fukui venueコンクリートブロック打設や港周辺の海底の土を掘る浚渫が行われており、そこで多くの技術を学ばさせていただきました。現場では、今まで授業で扱ったことがたくさん、そして直接扱われており、学んできたことが実体験できました。また、言語の障壁や習慣、考え方の違いなども目の当たりにし、プロジェクトをマネジメントして海外で都市基盤を作り上げることの難しさや素晴らしさを感じました。
場所 インドネシア ジャカルタ
プロジェクト名 ジャカルタ MRT 建設工事
期間 2015年8月15日~29日
学生氏名 濱田 祐輔
Hamada portrait

私は2週間、ジャカルタMRT(Mass Rapid Transit)プロジェクトの清水建Hamada venue設の工区に行ってきました。たくさんの貴重な現場を見学させていただき、現場において最も重要なことは状況に合わせた行動をすることだと教わりました。事前に決めた安全対策だけでは不十分で、常に変化する状況に合わせ、起こりうる事故をイメージしていかに危険をとりさるかが重要だということです。さらに、都市部で大規模な土木工事を行う場合、実際の工事に入る前の準備(用地確保、道路の切り回し等)にも手間や時間がかかることがわかりました。また、契約・設計・品質管理などの講義も受け、海外事業では国の商習慣が異なるため、契約には特に気を配らなければいけないと教わりました。契約に限らず、設計や品質管理においても工事で用いる設計基準の違いで意見が食い違うなど国際事業ならではの苦労がうかがえます。

このプロジェクトはインドネシア初の地下鉄工事のため、現地作業員にとっては初めての作業も少なくありません。こうした状況でも着実にプロジェクトが進行しているのは、清水建設の方々の徹底した現場指導力や管理力、加えて高い技術力の賜物だと思います。また、遠い異国の地で誇りをもって働いていらっしゃる日本人の姿がとても印象的でした。実際の現場を見なければわからないことがたくさんあると気づかされ、とても意義のあるインターンシップとなりました。このような機会を与えてくださった全ての方々に感謝いたします。
学生氏名 三宅 慎太郎
Miyake portrait このインターンシップで、実際の建設作業に取りかかる前に行う準備作業が、メインの作業と同じくらいの重要性を持つということがわかりました。準備作業には実際の建設作業と同じくらいの時間を要します。幸運にも我々がインターンシップに参加させていただいた時が、MRTプロジェクトの最盛期にあたったため、多種多様な建設作業を見せていただくことができました。このインターンシップを通して、現場を見なければできない貴重な経験をさせていただきました。このような体験をさせてくださったすべての方々に心から感謝しています。
場所 台湾 台北市
プロジェクト名 ダアントンネル建設工事
期間 2015年8月30日~9月12日
学生氏名 大谷 篤嗣
Otani portrait 国際インターンシップは、実際行われているプロジェクトで必要な実務経験をさせていただけた貴重な体験でした。最初に、現場で唯一の使用言語が北京語であったため、言語の壁に直面したことに驚きました。トラブルを避けたり互いに協力するためには、現地のスタッフと迅速なコミュニケーションを図ることが必要です。 そのお陰で、英語が外国でいつも使われている言語ではないということを教わり、状況に応じて現地で話されている言葉を学ぶ必要があるということを学びました。 もっとも重要なのは、職員の方々の知識と経験の幅広さです。知識と経験が加わることで、このような難しいをたやすくこなすことができるのです。土木技術者は、一つの問題と向き合うために、創意工夫を必要とするものだと知りました。 そういう意味で、このインターシップは経験を積む上での大きなチャンスでした。
場所 ベトナム ハイフォン
プロジェクト名 ラックフエン港インフラ工事プロジェクト(道路・橋部分)
期間 2015年8月9日~22日
学生氏名 山本 伸也
Yamamoto portrait 実際の建設工事は地理や気候的要素(台風、潮流、気温など)に大いに影響されます。そのため、建設工事を成功させるには、周囲の状況を理解することが欠かせません。また、海外での建設工事には言語や工具機器、作業員の方々とのことなど、日本と外国との職場環境の違いによる多くの困難な問題があります。実際の現場でインターンシップに参加させていただいたことで、状況を見て多くを学ぶことができました。
学生氏名 溜 啓太
Tamari portrait

今回の国際イ ンターンシップは、土木の仕事に関する私の知識や理解を深めることにつながりました。特に今回伺わせていただいた現場の所長さんには現場での人のつながりの大切さに気づかせていただきました。彼は単純にきびしいだけではなく、叱るときにはただ叱るだけでなく、スタッフの意見や考えを尊重することを忘れずに適切なアドバイスを与えていました。このような姿勢が現場においてスタッフの士気を高め、維持することに不可欠だと思いました。大学で学ぶような技術的 な知識を深めることはもちろん、このような現場でしか感じることができないことを経験できたことは、将来を考える上で大きな収穫だったと思います。

場所 インドネシア ジャカルタ
プロジェクト名 ジャカルタ都市高速鉄道(MRT)プロジェクト
期間 2015年9月7日~21日
学生氏名 牛山 泰喜
Ushiyama portrait インターンシップの間に一緒にオフィスで働いてくださっていた方々や期Ushiyama venue間中にサポートしてくださった方々から多くのことを学びました。最初は、建設工事のことについては、全く何も知りませんでした。大学学ぶ地盤や構造の分野についてはそれほど興味も持っておらず、それらの科目の重要性や応用について知りませんでした。インターンシップに参加する前には、高架道路が橋の構造の一種であるとも考えたことがありませんでしたし、掘削には地盤力学などの知識が必要だとも知りませんでした。学生であるうちに何を学ぶことが重要で、個々の現象や技術が土木技術となぜ結び付いているかを教わりました。インターンシップは将来の進路についての視野を広げてもくれ、本当に実りのあるものでした。